京都国立近代美術館京都国立近代美術館 京都国立近代美術館 京都国立近代美術館

MENU
Scroll

開館状況  ─  

展覧会イメージ&オブジェクト日本展

イメージ&オブジェクト日本展

 この展覧会は、1990年の秋日本で開催された「英国祭(UK90)」の参加プログラムの一環として企画されたもので同展はパリのポンピドゥ・センターで開催された「イメージ&オブジェクト展」に、150年に及ぶ伝統を有し、多くのすぐれたデザイナーを輩出しているRCA(ロイヤルカレッジ・オブ・アート)の1990年度ディグリー・ショウ(卆業制作展)の秀作を加えて構成されたものである。本館での展覧会終了後、東京・六本木アクシス、名古屋・名古屋国際会議場、東京原宿・原宿ラフォーレミュージアムを巡回した。

 1980年代、英国では経済的低迷を克服するための一つの手段として、デザインの分野を積極的に援助し、振興する政策がはかられた。その政策の中で、新しいテクノロジーを積極的に取り入れながら、英国の風土に培われてきた伝統に新しい光を当て、さらに21世紀をもその視界の中に捉えた新しいデザインを開拓する若手のすぐれたデザイナーたちが輩出した。彼等のいわゆるハイ・デザインは、アート、クラフト、デザインといった従来の枠組みを越え、或いは融合して、革新的な作品を創造している。RCAのディグリー・ショーは、いわばその次の世代を担うデザイナーたちの試作というべきものであった。

会期
8月28日(火)~9月16日(日)
入場者数
18,244人(一日平均1,014人)
共催
英国大使館、ブリティッシュ・カウンシル、ロイヤルカレッジ・オブ・アート、財団法人日航財団
出品目録
作者名 作品名
ジョアンナ・ゴードン “花嫁の上昇”
“祝辞”
“婚礼の行列”
ホッジ&セラーズ 透かし模様の入ったレザーほか
カロライン・コーベン 刺繍した生地
フイリップ・トレーシー 帽子“アラム”
帽子“ミラクル”
帽子“マリリン”
ジョン・ガリアーノ シャツのパタン
ジョージナ・ゴッドレイ “アースリー・マターズ”
エリザベス・スチュアート・スミス シューズ・コレクション
スリム・バレット アクセサリー
燭台
マイク・アボット “エスケープモビル”シリーズ
“ロンドン”シリーズ
ブレット・ペイン チューン型ジュエリー
ディヴィッド・ワトキンス “シングー・ファイヴ”
デボラ・アルマン スプーン
サイモン・ボルトン サングラス
アリソン・マギー
サイモン・ムーア デカンタセット
ジャスパー・モリソン グリーンのグラスボトルと台
アンナ・ディキンソン ガラスのプレート
アンナ・ディキンソン ガラスのヘアピン
マイケル・ロウ コンディション・フォア・オーナメント・ナンバー12
マチュー・ヒルトン “ド・オルドゥナ”
“アークラミス”
ニール・ボルトン ペン
ルシアン・テイラー 変形筆記具
ロス・ラヴグローヴ ペン
ライター
時計
ニック・オークレイ パソコンのコンセプト
ダレル・ビショップ 電話機
フレイザー・マッキム デスクダイアリーのコンセプト
バイレート・デザイン “スーラ”
バトラー・ラディチ社 “リヨン”シャンデリァ
バーバー&フリーストマン “パワーボール”
シーモア・パウエル “ゼロ”ナイフ
トニー・ダン ラジオのコンセプト
照明器具
アイヴォ・ローシャム “ブリュネル”
ヴァイル&テーラー フラワーテーブル
ナイジェル・コーツ “ブリティッシュ・タブロー”(“ロンドン・チェア”)
〃(“ブリテン・テーブル”)
トム・ディクソン チェア、“ジェスター”
マーク・ブラシー=ジョーンズ チェア、“ホエール”

作者名 作品名
ジャスパー・モリソン “プライウッド・チェア”
ジョン・ミルズ ロッキングチェア
ヴァニティ・チェスト
マーチン・ライアン “パルテール”チェア
カロライン・クォーターマイン “マニュスクリプト”シリーズ
ステファン・フレンチ ホログラフィ・ブラインド
マーク・ロブソン ”GRPチェア”
フェリシティ・クランプ サングラス“ニュー・エイジ・スペックス”

本年度RCAディグリーショウ出品作品 41点
キャノン・カラーコピア・リサーチ・プロジェクト作品 14点
ビデオ作品 16点
エジンバラ・タペストリー・スコティッシュ・コレクション 18点
図版 原色97葉

新聞雑誌関係記事
新聞記事
朝日/8月28日、9月1日(夕)吉村良夫
毎日/8月29日
京都/9月1日
産経/9月1日、9月3日
奈良/9月1日

このページの先頭へ