近代日本の工芸

 明治以降の代表的な工芸作家を、陶芸、漆芸、金工、染織など各ジャンルごとに選んで、その優秀な作品を陳列したものである。作家は物故の人に限定し、近代的な芸術観に立脚して制作された作品を中心にして、日本の近代工芸の流れを概観できるように配慮した。ひろい視野から日本の近代工芸の展開をあとづけるこのような企画は絵画や彫刻に比べて従来あまり試みられたことがなかったが、それを埋めるものとして意義のある展観であったとおもわれる。

会期
9月23日−10月22日
入場者数
総数4,674人(1日平均180人)
出品目録
陶芸
作者 題名 制作年
初代宮川香山 牡丹を浮き模様にした青磁の花瓶  
梅花模様の色絵の花瓶  
蟹を浮彫りにした色絵の水鉢  
梅花模様の染付の花瓶  
游魚の図飾壺  
浪●釉の花瓶  
彫刻した楕円形の盛器  
菊模様の窯変釉の大花瓶  
3代清風与平 蝶と牡丹を浮き模様にした白磁の花瓶  
飛黒青磁の花瓶  
霊芝を浮き模様にした白磁の花瓶  
桜を描いた旭彩の花瓶  
牡丹を描いた●白磁の花瓶  
雲龍模様の窯変天目の花瓶  
花模様の染付花瓶  
そば釉の花瓶  
牡丹を描いた壺式の花瓶  
秘色窯の花瓶  
初代諏訪蘇山 鳳凰の耳つきの青磁の花瓶  
象嵌をほどこした青磁の花生  
鳳凰を浮彫りにした青磁の花瓶 1919
練り上げの菓子器  
牡丹を浮かし模様にした青磁の花入  
初代諏訪蘇山 紅魚の花瓶  
鳳凰の耳つきの花瓶  
東福寺香炉  
香炉  
仏塔飾壺  
青磁の香炉  
作者 題名 制作年
板谷波山 朝陽色の鶴首の花瓶 1938
椿をえがいた茶碗
牡丹模様の淡黄色の磁器花瓶  
桔梗を描いた水指 1953
あじさいを描いた水指  
かぶら形の青磁の花瓶 1940
天目茶碗  
白天目の茶碗  
草花を描いた花瓶 1921
瑞果を彫り模様にした白磁の花瓶  
蓮の水指  
窯変の磁器花瓶 c.1930
作者 題名 制作年
5代清水六兵衛(六和) 花瓶 1937
信楽の焼しめ平水指 1948
燿星の花瓶 1935
バラ模様の花瓶 1929
橙を描いた染付の花瓶 1922
紅梅の水指 1919
新雪窯の花瓶 1949
魚●文の天目の花碗 1933
飛びぐすりの茶瓶
線模様の青磁の花瓶 1937
●盞の茶碗 c.1939
金彩のわらび模様の角皿 1931
北大路魯山人 文字をかいた染付の壺 1949
緋襷の備前の大鉢 1953
まないた形の織部の盤 1949
筋模様の中皿 1950
鳥模様の織部の角鉢 1951
総織部の大深鉢 1949
備前の大手桶 1958
北大路魯山人 信楽の水盤 1956
雲錦手の大鉢 1949
雪もち笹をえがいた方形の皿 1951
双魚をえがいた銀彩の皿 1958
染付の扁壺  
信楽の手桶  
銀彩の鉢  
富本憲吉 白磁の壺 1933
魚と貝を染付と銅彩でえがいた大鉢 1935
白磁の花瓶 1962
金銀で彩った羊歯模様の小筥 1960
金銀で彩った四弁花模様の八角飾筥 1958
金銀の色絵と染付の飾り大皿 1959
羊歯模様を金で彩った飾壺 1961
金銀で彩った菱形の四弁花模様の飾壺
金銀で彩った四弁花模様の飾筥
芦模様に詩句をかいた飾り皿
あざみ模様の染付の文筥
あざみ模様の色絵の角鉢 1938
赤更紗模様の六角飾筥 1941
金銀で彩った羊歯模様の角飾筥 1960
色絵けし図の陶板 1941
河井寛次郎 草花を描いた鉢 1943
青磁の花瓶 1922
三彩の喰籠 1923
彩った茶碗 1965
彩った茶碗
草花を描いた蓋もの 昭和初期
丸紋を描いた呉須の筥 1938
呉須と辰砂で笹を描いた鉢 1931
青磁の花瓶 c.1921
草花図の壺 1935
花模様の菱形の扁壺 1939
草模様の辰砂の扁壺 1936
刷毛目の辰砂の扁壺 1937
笹の喜の字を描いた鉄ぐすりの鉢 1935
陶板「不美不存」 1955
花と手を描いた陶板 1951
陶彫「桃手」 1965
辰砂の扁壺 1966
緑釉の扁壺
金工
作者 題名 制作年
加納夏雄 月に雁の図の額 1893
群鷺図の額  
千羽鶴の銀花瓶  
加納夏雄 神馬と仕丁の片切彫りの手板 1894
夏山水の片切彫りの手板
牡丹図の片切彫りの手板
鷹に鷺の片切彫りの手板
鹿に虎の片切彫りの手板
環のついた和合形の銀花瓶
海野勝● 環城楽の図の額 1893
松と霊芝図の花瓶
柳と馬の図の巻煙草入 明治末
波と鶴の図の手板  
布袋図の手板  
蘭陵王の置物  
おぼろ銀製の盆  
香取秀真 獅子のつまみと耳のついた香炉  
瑞獣模様の花瓶  
鳳凰形の香炉  
銅印  
群鶴模様の亀甲釜  
みみづくの香炉 1948
深口釜 昭和初年
瑞鳥模様の八稜鏡形の喰籠
風炉釜一式  
獅子のつまみのついた唐草模様の香炉  
津田信夫 鷹の置物  
白熊の置物  
北辺夜猫子 1941
津田信夫 憂鬱の婦人 1900
鋳銅の軍鶏の置物  
夕暗 1927
孔雀  
黄初平像  
清水南山 獅子模様の小筥 1928
獅子図の衝立 1939
梅花図の鍍金の印櫃 1929
赤童子図の硯箱 1931
腕相撲の図の硯屏 1936
獅子図の額 1944
佐々木象堂 蝋型鋳銀の香炉「蕾」 1961
蝋型鋳銅の置物「瑞鳥」 1957
蝋型鋳銅の置物「采花」 1959
蝋型鋳銅の置物「三禽」 1960
唐草模様の鋳銅の花瓶 1925
北原千鹿 黄銅の壺 1941
鶉模様の金彩の壺 昭和初年
双魚 1951
鹿模様の金彩の壺 1939
渓流模様の透かし彫りの手筥 昭和初年
蛙観音 1934
甲胃の置物  
竹に水禽模様の水指  
水瓶「霜」 1925
芽生模様の金彩の銀壺  
壁飾蛙  
銀の皿  
朝霧  
漆工
作者 題名 制作年
柴田是真 蓮に鴨の図をあらわした蒔絵の額  
桃果図の蒔絵の煙草入  
鳥と鷺の図の蒔絵の菓子器  
柴田是真 蕗に小鳥の図の蒔絵の額  
鶏と籠の蒔絵の文箱  
画帖  
川辺之一朝 藤と牡丹図の蒔絵の手筥  
石山寺図の蒔絵の文台と硯箱  
鳩図の蒔絵の丸額  
懐石具  
白山松哉 梅模様の蒔絵の硯箱  
鳥模様の螺鈿の菓子器  
なつめ「稲」  
六角紫水 アルマイトの刀筆の額盆  
岩に鶴鴒図の額 1904
芦刈図の刀筆の硯箱 1949
銀平文の不動尊像軸盆 1943
赤塚自得 竹林図の蒔絵と硯箱と文台 1923
硯箱「舞鶴」 昭和初年
桜花模様の香筥 大正時代
唐草模様の香炉の台 大正時代
植松包美 金蒔絵の硯箱  
みだれ箱「千歳」 大正時代
梅図の蒔絵硯箱
四季草花模様の銘々盆  
磯井如真 蒟醤の龍と鳳凰模様の八角香盆 1955
蒟醤の草模様の八角喰籠
蒟醤の龍模様の香盆  
蒟醤の香盆  
蒟醤の喰籠  
蒟醤の梅花模様の香盆  
蒟醤のアカシヤの図の筆筥  
蒟醤の洋菊の香盆  
蒟醤の竹林図の飾棚  

染織
作者 題名 制作年
初代野口彦兵衛 江戸小紋づくし  
友禅模様づくし  
友禅模様十二ヵ月  
友禅せしと野菊  
2代川島甚兵衛 試験織裂  
裂地 変り紋  
裂地 牡丹と鳥  
裂地 浪花津  
唐錦 百花  
裂地 節句  
裂地 松と蔦  
裂地 遠山  
裂地 トルコ文  
裂地 群孔雀  
裂地 桐鳳  
2代川島甚兵衛 裂地 立樹  
裂地 鉾杉  
裂地 トルコ文  
裂地 鶏頭  
3代川島甚兵衛 綴織 春郊鷹狩 秋庭観楓 1923
初代龍村平蔵 天地逆旅の図壁掛  
試験織断片  
広川松五郎 露草図の小屏風  
壁掛  
野草の図の風炉先屏風  
花の図の革染の衝立  
菜果図  
文武模様の壁掛  
小合友之助 上雲 1963
1960
 
 
作者 題名 制作年
小合友之助  
風景  
 
稲垣稔次郎 型染青楓の図の屏風 1950
型染の壁掛 東寺の縁日 1952
紙地型染 ねずみ草紙 1956
もめん地に野草・笹・疋田模様を型染めした着物 1955
着物「風」 1953
着物「竹林」 1958
野草飛模様の着物 1961
もみじ模様の着物
野草模様の着物 1958
松と流水図の着物 1956
平家物語図屏風 1959
竹取物語図壁掛 1962
竹工
作者 題名
飯塚琅●斉 家づと花籃
花籃「あんこう」
花籃「久寿玉」
花籃「織姫」
花籃「万歳」
花籃「蓬莱」
花籃「富貴」
花籃「寿」
平竹の掛花生
白竹の平炭斗
七宝
作者 題名
並河靖之 花蝶模様の七宝の花瓶
菊花模様の七宝の花瓶
楼閣山水図の七宝の香炉
四季花鳥模様の七宝の花瓶
湊川惣助 七宝の富獄図の額
小鳥図の盆

新聞雑誌関係記事
朝日 9.30
読売 10.24
京都 9.30

このページの先頭へ