日本の近代絵画 −国立近代美術館所蔵作品による−

 国立近代美術館は、官展受賞作などかねて文部省が買上げた作品を引き継ぐとともに作品の蒐集に努力してきたが、その優品の一部を展示したもので、1階には洋画59点を2階には日本画45点を陳列した。この展観は年代を追って網羅的に選んだのではなく、作品の品質を中心に考慮したので、体系的にみて不完全とはいえ、初期文展開設以降のわが国絵画の流れを展望できたと思われる。

会期
8月16日−9月11日
入場者数
総数6,966人(1日平均290人)
出品目録
日本画
作者 題名 制作年
麻田鷹司 小太郎落 1959
伊東深水 聞香 1950
岩橋英遠 1959
上原 卓 竹林 1961
上村松園 母子 1934
上村松篁 1953
太田聴雨 青年
奥村士牛 胡瓜畑 1927
小倉遊亀 O夫人坐像 1953
小野竹喬 雨の海 1952
小茂田青樹 虫魚図巻 1931
堅山南風 K氏の像 1963
鏑木清方 三遊亭円朝像 1930
加山又造 1957
川端龍子 角突之巻 1922
菊池契月 麦ふるい 1937
小林古径 1942
近藤弘明 山を越す鳥 1961
近藤浩一路 犬山夜漁 1928
下村観山 大原御幸 1908
下村良之介 飛翔への抵抗 1964
杉山 寧 孔雀 1956
高山辰雄 1964
竹内栖鳳 飼はれたる猿と兎 1908
土田麦僊 舞妓林泉図 1924
徳岡神泉 刈田 1960
富岡鉄斎 蓬莱仙境図 1924
中村岳陵 気球揚る 1950
中村大三郎 三井寺 1939
西山英雄 桜島 1955
橋本明治 石橋 1961
浜田 観 1959
東山魁夷 残照 1947
平川敏夫 樹炎 1964
平福百穂 堅田の一休 1929
平川郁夫 入涅槃幻想 1961
作者 題名 制作年
福田平八郎 1953
前田青邨 石棺 1962
松林桂月 春宵花影図 1939
村上華岳 日高河清姫図 1919
安田靱彦 大観先生像 1950
山口蓬春 1963
山本丘人 北濤 1955
横山大観 或る日の太平洋 1952
吉岡堅二 湿原 1949
洋画
作者 題名 制作年
靉  光 自画像 1944
麻生三郎 赤い空 1956
飯田操朗 婦人の愛 1935
石井柏亭 サン・ミシエル橋 1923
石垣栄太郎 鞭うつ 1925
糸園和三郎 鳥の壁 1957
今井俊満 作品 1962
内田 巌 テレーズの像 1931
梅原龍三郎 浅間山 1959
瑛  九 午後(虫の不在) 1958
海老原喜之助 殉教者 1951
岡鹿之助 群落(B) 1962
岡本太郎 コントルポアン 1935
金山平三 和内の四月
岸田劉生 バーナード・リーチ像 1913
北脇 昇 空港 1937
小出楢重 1930
小絲源太郎 嬋娟 1937
古賀春江 1929
児島善三郎 無衣の女 1932
小杉未醒 水郷 1911
小牧源太郎 道祖神 1950
斎藤義重 青の跡 1959
佐伯祐三 モランの寺 1928
坂本繁二郎 豚小屋 1915
杉全 直 亀甲に憑かれて(A) 1960
須田国太郎 法観寺塔婆 1932
高橋 秀 月の道 1961
田淵安一 作品 1961
鳥海青児 ピカドール 1958
椿 貞雄 髪すき図 1931
鶴岡政男 青いカーテン 1965
東郷青児 サルタンバンク 1926
中川一政 板橋風景 1919
中沢弘光 1907
中谷 泰 陶土 1960
中村 ● エロシェンコ氏の像 1920
鍋井克之 南紀海岸の梅林 1961
作者 題名 制作年
野口弥太郎 ベルクール広場 1931
野田英夫 帰路 1935
野見山暁治 セゴビア 1964
長谷川利行 新宿風景 c.1937
林  武 立てる裸婦 1935
福沢一郎 樹海 1948
藤島武二 うつつ 1913
前田寛治 黒衣婦人像 1925
牧野虎雄 明るい部屋 1931
松本竣介 建物 1948
三岸好太郎 少年道化師 c.1929
三岸節子 静物(金魚) 1950
村山槐太 バラと少女 1917
森 芳雄 人(母と子) 1961
森田恒友 フランス風景 1914-15
安井曽太郎 金蓉 1934
山口 薫 荒れた小さな菱形の沼 1962
山口長男 構成 1955
萬鉄五郎 もたれて立つ人 1917
和田英作 おうな 1908
和田三造 南風 1907

新聞雑誌関係記事
朝日 8.19、8.23
京都 8.27
読売 8.25(中村義一)

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