浅井忠の芸術

 わが国近代洋画の開拓者であるとともに、京都洋画壇の先駆者でもあった浅井忠の真価は、今日なお必らずしも正当に評価されているとは云い難い。この展観は、現在判明している浅井の主要油彩作品のほとんどすべてを網羅し、これに代表的な水彩画、素描、およびかれの意匠による工芸品をも陳列し、その芸術の全貌をあきらかにしようとしたものである。未公開作品の出品も多く、浅井の業績を再検討する機会をあたえた企画として、かなりの反響をよんだ。

会期
8月11日−9月20日(36日間)
入場者数
総数5,841人(1日平均162人)
出品目録
油絵
題名 制作年
農夫帰路 1887
農夫と鴉 c.1887
春畝 1888
収穫 1890
農人
藁屋根 c.1890
室内 根岸時代1891-1900
老媼像
少女と犬
露営 1895
旅順戦後の捜索
都鳥助八重成像 c.1896
漁婦 1897
冬の野景 1899
グレーの秋 1901
グレーの秋
題名 制作年
グレーの柳 1901
グレー風景
グレー風景
グレー風景
フランス風景
グレーの洗濯場
グレーのポプラ
樹下の女
フォンテーヌブローの夕景
読書
郊野
収穫
縫もの 1902
農婦
老婦
にわとり
中沢博士肖像 1903
農家の少女 c.1903
曼珠沙華 1904
花畠
八瀬秋景 c.1904
武士図
東宮御所壁飾 武士山狩図下絵 1905
東宮御所壁飾 武士山狩図下絵人物
東宮御所壁飾 武士山狩図下絵人物
東宮御所壁飾 武士山狩図下絵人物
東宮御所壁飾 武士山狩図下絵馬
東宮御所壁飾 武士山狩図下絵馬
題名 制作年
母の肖像 1906
画室 1906-7
木下広治肖像 1907
川沿いの家
麦秋
水彩
題名 制作年
沢入駅 1884
渓流
花輪駅宿舎
少女 根岸時代1891-1900
日本髪の少女
●家屯天長節祝宴 1894
●子窩第二軍司令部
朝鮮大同門図
金州城壁
金州城南門外
碧流河架橋
双台溝附近
廃兵凍死
料理を眺める人々
新潟丸船中
田舎家風景
旅館宿泊風景
千葉海岸 1897
向島百花園 1898
1901
グレーの森
グレーの塔
グレー古橋
グレー古橋
グレーの風景
フォンテーヌブローの森
若葉
夕陽
河辺の柳 1901
ロアン河洗濯場 1902
グレーの橋
グレー風景
冬木立
ナポリ風景
風景
洋上の夕日
香港
香港の雨
聖護院の庭 1903
京都高等工芸学校の庭
白川女 1904
東宮御所壁飾 武士山狩図下絵 1906
東宮御所壁飾 武士山狩図下絵
鉛筆淡彩画帖
風景
網干し
若王寺風景 京都時代1902-1907
秋林図
漁村(舞鶴) 1906
洛東早春 京都時代1902-1907
木曽福島 1906
日本画
題名 制作年
槐庭時代画帖 c.1864
1892
1892
狂女 1897
秋山大原女 c.1902
群鹿図屏風(2曲1双) 1903
子規写生図 c.1903
鬼ケ島(双幅) 1905
小犬 c.1905
鍾馗追鬼之図
老子出関之図 1906
追儺
丙午除夜
盗賊 京都時代1902-1907
象上黒人図
雷公図
がま仙人
種蒔之図
パリ婦人散歩図 1903
達磨 京都時代1902-1907
高瀬川曳舟図
比叡山
魚売り
寒念仏
鍾馗
万歳 c.1907
春風
狐と雨
大津絵絵皿原画
素描
題名 制作年
鍛冶橋 1878
農村
風景 1879
曳舟通り 1885
少女 1892
綾瀬川附近
深林
豚小屋
農家
農婦 1901
元禄風俗男装図 1904
元禄風俗女装図
大原女 京都時代1902-1907
東宮御所壁飾 武士山狩図下絵習作 1906

 

彫塑
題名 制作年
農婦  
仙人  
鬼面  
お多福  
農夫  
獅子  
陶器
題名 制作年
c.1901
京都時代1902-1907
筒形梅図花生
角皿
漁夫画賛急須及湯呑
湯呑
向附
徳利
高瀬川曳舟図タイル
漆器・染織
題名 制作年
蒔絵莨入 (浅井忠図案・杉林古香作) 京都時代1902-1907
牽牛蒔絵手筥 (浅井忠図案・杉林古香作)
七福神菓子器 (浅井忠図案・迎田秋悦作) 1909
東宮御所壁飾 武士山狩綴織部分試織 c.1911

新聞雑誌関係記事
朝日 8.11、8.20
読売 8.9、8.25
京都 8.11、8.16
日経 8.13
毎日 8.15(原田平作)、8.25(夕)(霜鳥之彦)
みづゑ716号(乾由明)

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