ピカソ展 −その芸術の70年−

 今世紀の絵画の歴史を飾る数多くの画家のなかで、ピカソの名前は最大の天才として巨峰のごとく世界の画壇に聳えている。初期の青の時代から最近の制作にいたるまで、めまぐるしい作風の変遷をくり返しながら、かれは絶えまない探究の歩みを重ね、つねに溌刺とした新鮮な画面を創造してあくことを知らない。したがってこの巨匠の作品の展覧はつねに要望され、さまざまな規模で試みられてきたが、今回の展観は1955年のローマ展や1960年のロンドンの大回顧展につぐ大がかりな回顧形式のものであって、油絵、グアッシュ、彫刻などピカソの主要な制作領域から、各時期の代表作品をあつめて巨匠の全貌を浮き彫りした画期的な催しであった。

共催
毎日新聞社
後援
外務省 文部省 日本国際美術振興会
会期
7月10日−8月2日(21日間)
入場者数
総数150,116人(1日平均7,148人)
出品目録
油絵
題名 制作年
抱擁 1900
赤い花かざりをつけた娘 1901
小さな家と木 1908
裸婦
魚とびん 1909
ボラールの肖像 1909-10
ウーデの肖像 1910
パイプ、茶碗、コーヒー沸し、小びん 1910-11
クラリネット 1911
薬味入れ
アブサン酒のグラス
小さなテーブル
バイオリン、コップ、パイプ、錨 1912
ギターを持つ男
男の顔 1913
アルルカン(道化)
肱かけ椅子の女
ギター、仮面、新聞 1913-14
イタリアの少女 1917
ピエロ 1918
母と子 1921
静物 1922
魚のある静物 1922-23
女の顔 1927-28
ふたりの人 1929
題名 制作年
りんご菓子のある静物 1929
サーカス 1933
救助
眠る女 1935
女の顔
D.M.嬢の肖像 1936
ハンカチを持って泣く女 1937
泣く女
静物(黒牛の頭) 1938
麦藁帽子 1939
桜んぼ籠のある静物 1943
グレーの婦人半身像 1944
鳥籠の中のふくろう 1947
シテ島、パリ 1948
バロリス風景 1953
アトリエ 1955
アトリエ
あぐらをかいたトルコ服の女
椅子に腰かけた男 1956
ゆり椅子の男
宮廷の侍女たち 1957(17-8)
〃(20-8)
〃(〃)
〃(〃)
〃(22-8)
〃(26-8)
〃(27-8)
宮廷の侍女たち 〃(27-8)
〃(〃)
〃(28-8)
〃(〃)
〃(4-9)
〃(〃)
〃(〃)
1957(5-9)
〃(6-9)
〃(6-9II)
〃(6-9III)
〃(7-9)
〃(〃)
〃(〃)
〃(11-9)
〃(12-9、14-9I)
〃(12-9II)
〃(12-9III)
宮廷の侍女たち 1957(14-9)
〃(15-9)
〃(17-9)
〃(〃)
〃(18-9)
〃(19-9)
〃(2-10)
〃(3-10)
〃(9-10)
〃(〃)
〃(10-10I)
題名 制作年
宮廷の侍女たち 1957(10-10II)
〃(10-10III)
ピアノ 1957(17-10)
宮廷の侍女たち 1957(24-10I)
〃(24-10II)
〃(24-10III)
〃(24-10IV)
〃(8-11)
〃(15-11I)
〃(15-11II)
〃(17-11I)
〃(17-11II)
〃(17-11III)
〃(17-11IV)
〃(17-11V)
〃(17-11VI)
風景 1957(2-12I)
〃(2-12II)
〃(2-12III)
ジャクリーヌの肖像 1957(3-12)
宮廷の侍女たち 〃(〃)
腰かけた女 1958
横たわる女
ジャンヌ夫人と静物 1959
松の木と裸婦
坐る裸婦
青いソファーに横たわる女 1960
小川のほとりの女
青い椅子にかけた女
夕暮れのカンヌ風景
草の上の食事 1961
腰かけた女(黒と白) 1962
腰かけた女
画家とモデル 1963
グァッシュ、水彩、素描
題名 制作年
ソファー 1899
妹・ロラの肖像
フェルナンド・オリビエ夫人 1905
スカーフをつけた婦人 1906
若い娘の像 1908
男の頭部の習作
パイプの男 1912
バイオリン 1912-13
コンポジション 1922
横たわる裸婦 1923
二人の踊子 1925
窓辺のテーブルの上のギター 1927
裸婦 1941
ドラ・マール
煖炉のそばで 1959
ブロンズ彫刻
題名 制作年
アリス・ドランの像 1905
若い娘の頭部
裸婦 1945
立てる裸婦
1952
手をくむ人 1956
水浴する人 1957
水浴する人
泉の人
潜水する人
1959

新聞雑誌関係記事
毎日 5.24、6.3、6.8、6.18(夕)(木村重信)、6.28、6.29、7.1、7.3、7.5〜7.8(夕)(会田雄次)、7.1〜7.15(夕)、7.6、7.7、7.8、7.9、7.10、7.13、7.16、7.18〜7.28(夕)、7.19、7.23、7.25、7.30、7.31、8.19
朝日 7.15(河本敦夫)
読売 7.16(矢内原伊作)
日経 6.25

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