学習支援活動

銅駝美術工芸高等学校 新入生美術入門研修 実施報告

日時
2015年4月14日(火)午前9時20分〜12時40分

会場
京都国立近代美術館

参加人数
1年生93名・引率9名

 冷たい雨が降る中、銅駝美術工芸高校の新入生が美術入門研修のため来館しました。はじめに講堂でレクチャーを行い、美術館の機能および魅力について、そして現在開催中の企画展「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」について、それぞれ当館研究員が話しました。その後、美術館のバックヤードおよび3、4階の展示室の見学を実施しました。

 レクチャーの中では、まず、美術館は知識を得るだけの場所ではなく、作品を色々な感性で自由に経験することができる場所だと紹介しました。そして、作品の見方や解釈は、それを見る人の経験、性別、年齢等により多様に変わることに触れた上で、今回のような複数での作品鑑賞は、自分ひとりでは気付かなかった作品の新たな見方に出会える良い機会だと伝えました。企画展に関しては、展覧会の概要、見どころ、展示の際の苦労話などを本展の担当研究員が語りました。

銅駝美術工芸高等学校 新入生美術入門研修

 続くバックヤードツアーでは、搬入口、作品用のエレベーター、機械室などを案内しながら、作品を効率的かつ安全に運搬するための構造上の工夫や、災害時を想定した設備について説明しました。

銅駝美術工芸高等学校 新入生美術入門研修

 本研修は、これから美術の世界に関わっていく生徒たちに、美術館職員の生の声を聞いたり、美術館の裏側を見る機会を提供することを通じて、美術館や作品をより身近に感じてもらいたいという先生方の思いを受けて、毎年実施しています。今日の体験が、今後の学生生活や造形活動の中で何らかのヒントになることを願っています。また今後は、生徒の理解度や興味分野を考慮した上で講義のテーマや難易度を工夫して、より充実度の高い研修にしていきたいと思います。

(当館特定研究員 松山沙樹)



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