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教育普及「泥象 鈴木治の世界」展 関連イベント ワークショップ「UMAPをつくろう!」開催報告

学習支援活動

「泥象 鈴木治の世界」展 関連イベント
 ワークショップ「UMAPをつくろう!」開催報告

日時
2013年8月7日(水)午前10時30分~11時45分

会場
京都国立近代美術館1F講堂・3F企画展会場

参加人数
4名

ナビゲーター
朴 鈴子(当館研究補佐員)

 このワークショップは、「泥象 鈴木治の世界」展の馬をモチーフにした作品を対象に行いました。会場には鈴木治さんが思い描いた、抽象的な馬、つばさがある馬、首をひねっている馬など、27点の様々な馬の作品があります。参加者には「馬」に関連するワークショップだということは伏せたまま、最初の活動を始めました。

 まず会場に行く前に1階ロビーで、27点のうち22点の馬の作品の写真を、徐々に馬らしく見える順で見せていきました。これらの作品が全て、みんなが知っている何かをモチーフにしている作品だということを伝え、それが何かを当てるようにしました。象や山など、作品のどの部分がそう見えるのかという理由も含めて、様々な意見が出ましたが、15番目ぐらいに「馬」と正解がでました。

ワークショップ「UMAPをつくろう!」

 そのあと、参加者には今回のワークショップのために作った会場マップを配りました。マップには22点の馬の作品の場所が記されています。まずは会場を一周しながら22点の馬を確認し、残りの5点の馬をみんなで探す活動に移りました。「UMAP」とは「馬っぷ」のことなんだということもこの時に伝えました。

ワークショップ「UMAPをつくろう!」

 キャプションを見ると馬だとわかってしまうため、なるべくキャプションを見ないように鑑賞しました。それぞれ自由な見方で鑑賞し、馬じゃない作品が馬に見えた参加者もいましたが、22点の馬を見たあとだったのでおおよそ見当がついた人が多かったようです。各コーナー毎に答え合わせをしながら、「UMAP」の編集を行いました。

ワークショップ「UMAPをつくろう!」

 27点全ての馬がそろい、「UMAP」の改善のための意見も聞き、一般の来館者の皆さんに会場マップとして配布するために整えました。ワークショップ参加者と力を合わせて作ったUMAPは「泥象 鈴木治の世界」展入口で配布中です。

(当館研究補佐員 朴鈴子)



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