学習支援活動

学校連携事業 大阪教育大学附属池田小中学校
 「美術館でギャラリートークを聞こう」報告3

日時
2013年11月16日(土)午前11時25分〜12時15分

会場
大阪教育大学附属池田校舎

参加人数
中学2年生・小学6年生

 11月16日、大阪教育大学附属池田小中学校の研究発表会「アート・カフェ」で、9・ 10月に当館で行ったギャラリートーク体験を、生徒たちがどのように「アート・カフェ」での活動に反映しているのかを見学して来ました。(9、10月の報告はこちら、中学生の部小学生の部

 「アート・カフェ」の会場は、教室全体を使って、生徒たちの作品が展示されていました。冒頭の喫茶タイムのあと小中学生混合の5〜6名のグループで行動を開始し、各々好きな作品や気になる作品を探し始めました。選んだ作品から得たイメージや感想を3つ発表していました。この時に生徒たちがメモを活用していたのですが、当館でのギャラリートーク体験の際にも熱心にメモを取っていたことを思い出しました。

 生徒の中には当館でのギャラリートーク体験の際、研究員が話す内容よりも、なぜこの作品をギャラリートークの題材に選んだのかという点に興味を持った子も多くいたようで、メモに自分の体験を交えた感想などを書き留めておく姿も多く見受けられました。

 発表では、グループ全員で作品の前に立ち、中学生が小学生をリードしながらトークを行っていました。発表の途中で戸惑っている生徒には「どういうところがそう見えた?」などとお互いに質問を投げかけ、聞く側も自分の意見を出し合い、グループが協力しながら取り組む姿がほほえましく思えました。

 当館でのギャラリートーク体験では、作家や研究員が話す内容を学習することに加え、それぞれ話す内容が異なることから、「作品のどの部分に興味や魅力を感じるかは、人によって違う」ということを発見することを活動の目標に設定しました。「アート・カフェ」での発表の際、作品が「きれい」とか「かっこいい」といった表面的な感想に留まらず、作品のある部分を見て「この部分はとても技術が必要だと思う」という感想を述べたり、作品を見て昔好きだったキャラクターを思い出したなど、発表者それぞれが「自分のギャラリートーク」を個性豊かに作りだしていたことに、ギャラリートーク体験の効果があらわれていたと思いました。

※「アート・カフェ」に向けた一連の活動内容は、同校担当教諭である中馬真里亜氏の「10代の子どもへの鑑賞教育〜学校・美術館・アーティストの協同を目指して〜」(平成25年度大阪教育大学附属池田中学研究紀要)において発表される予定です。

(当館研究補佐員 朴鈴子)



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