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コレクション展平成29年度 第3回コレクション展 (計192点)

コレクション・ギャラリー

平成29年度 第3回コレクション展 (計192点)

会期

2017(平成29)年8月9日(水)~10月22日(日)

概説

コレクションギャラリーでは、当館所蔵の作品を、毎回テーマを設けてご紹介しています。今回の展示内容は以下の通りです。

【キュレトリアル・スタディズ12:泉/Fountain 1917-2017 Case 3: 誰が《泉》を捨てたのか Flying Fountain(s)】
今年は、マルセル・デュシャンによる作品《泉》がアンデパンダン展への出品を拒否された「事件」から100年目にあたります。今年度のコレクション展では、5回にわたって、この《泉》をめぐる様々な解釈や解読の可能性を展示やレクチャーを通して考えます。今回はその3回目として、当館の元学芸課長、河本信治氏の企画で、《泉》のオリジナルとレプリカの問題を取り上げます。デュシャンに影響を受けた前衛美術運動の「フルクサス」に関連する作品をご紹介する【フルクサスのマルチプル:レディメイド以降】、デュシャンへのオマージュ的作品を集めた【アンサーソング:井田照一、森村泰昌、笠原恵実子】もあわせてお楽しみください。
【イタリア憧憬】
3階企画展会場で同時期に開催されている「絹谷幸二 色彩とイメージの旅」展にちなんで、絹谷氏と同様イタリアに魅せられた日本画家たちの作品をご紹介しています。


菊池契月、模写:受胎告知の大天使ガブリエル、1922-23年頃
菊池契月《模写:受胎告知の大天使ガブリエル》
1922-23年頃

【特集展示1:生誕130年記念 秦テルヲ特集】
「異端の日本画家」をいわれる秦テルヲ(1887~1945)の生誕130年を記念した展示です。秦は広島県に生まれ、京都市立美術工芸学校を卒業後、大正期から昭和初期にかけて、大阪、神戸、東京を放浪しながら、社会の底辺に生きる女性を独特の表現で描きました。画業後半には仏画も多く手がけています。ここでは当館の所蔵品に東京国立近代美術館の所蔵品と寄託品を加え、その魅力をご堪能いただきます。


秦テルヲ、吉原長巻、1919年頃
秦テルヲ《吉原長巻》1919年頃

【特集展示2:「現代の陶芸-ヨーロッパと日本」展(1970年)より】
当館で1970年に開催された「現代の陶芸-ヨーロッパと日本」展に出品され、展覧会終了後に当館に収蔵されたヨーロッパの現代陶芸の展示です。この展覧会は、北欧と西欧の陶芸界の状況を一望する当時としては画期的な内容でした。その後の日本の陶芸界にも少なからぬ影響を与えた自由で個性豊かな表現をお楽しみください。
【河井寬次郎の陶芸】
前回のコレクション展に引き続き、当館の川勝コレクションから河井寬次郎の優品をご紹介しています。

河井寬次郎、玉手食篭、1951年
河井寬次郎《玉手食篭》1951年

【関西美術院の画家たち】
1906(明治39)年に開設され、今もなお当時の建物で活動を続ける洋画教育機関、関西美術院ゆかりの画家たちの展示です。

屋外にも彫刻を展示しており、ホワイエ等からご鑑賞いただけます。

展示作品


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