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特集展示:無限の宇宙 ―― 掌中を超えて

十五代樂吉左衞門《焼貫黒樂茶碗 老鴞》1992年 樂美術館蔵
十五代樂吉左衞門
《焼貫黒樂茶碗 老鴞》
1992年 樂美術館蔵

 樂茶碗の世界は、「掌の中の宇宙」あるいは「ブラックホール」、などとイマージュされることがあります。
たしかに、長次郎の茶碗の内側に深まる薄闇の空間は、無限の宇宙を感じさせます。
どのような宇宙なのか…?、と人は尋ねます。
それは、人類の起源までさかのぼる、我々のDNAの中に刻まれた精神宇宙なのだと僕には思われます。
とてもセクシュアルで根源的な宇宙です。
その起源まで辿り着けば、無限の宇宙そのものと、友達になれる気がするのです。

 その宇宙を言葉ではなく、感じてもらいたいのです。
高谷史郎氏のノイズの中から立ち上がる画像では、長次郎の茶碗はまさに「Black Universe」そのもの、僕の茶碗は地上ランドスケープのようです。

 「Entrance of Universe Loop」では、円を媒介に、プリミティブな世界と現代と長次郎の宇宙を往来します。 それら古きものも新しきものも、ともに時間を超えて結ばれています。

 十五代 樂吉左衞門

会期

2016(平成28)年12月14日(水)〜 2017(平成29)年2月12日(日)

展示作品


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